2014年02月04日
心配しないで「いまここ」を生きていきましょう
今日もここに来てくれてありがとうございます。
座禅生活191日目。
僕は困っている人を見ると、心の中でその人に「大丈夫ですよ」と声をかけるようにしています。
それは、本当に大丈夫だからです。
言葉に出して、直接相手に言う場合もあります。
でも愛する人を失ったり、絶望の中で苦しんでいる人には直接は言えないことが多いです。
言葉では、その苦しみに寄り添うことができないからです。
本当に苦しんでいる人にとっては、どんな励ましも空虚に聞こえます。
軽々しく励ましても、傷つけるだけです。
言葉ではなく「寄り添う」ことで、相手が立ち直るのを「待つ」姿勢が必要です。

昔、一休禅師という僧がいました。
一休禅師は亡くなる直前に、三巻の巻物を弟子たちに遺しました。
「この先、私が亡くなった後本当に困り果てた時にだけ、これを開けなさい」。
「それまでは絶対に開けてはならない」と遺言し、亡くなられました。
何年か後に、寺に大問題が持ち上がり、寺の存亡の一大事になりました。
弟子たちは、知恵の限りを尽くしましたが、妙案が思いつかない。
本当にどうしようもなくなってしまいました。
そのとき、一休禅師が遺してくれた巻物のことを思い出しました。
そして藁にもすがる思いで、恐る恐る紐解いてみました。
その巻物にはこう書かれていました。
一巻目 ・・・ 大丈夫
二巻目 ・・・ 心配するな
三巻目 ・・・ なんとかなる
それを見た弟子たちは、あっけにとられ、笑い出しました。
そして、そのときに素晴らしい解決策が思い浮かびました。
「なんとかなる」と信じていたら、本当に「なんとかなる」ものです。
信じる者は救われます。
人生は思いようで、本当に「なんとでもなる」ものです。
だから今どんな状況でも、大丈夫。
心配しないで、「いまここ」を生きていきましょう。
なんとかなるものです。
今日もここに来てくれてありがとうございました。
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