2014年01月07日
人生は長い視点で観る必要があります
座禅生活163日目。
正月はゆったりとした時間が流れるので、いろいろな本が読めます。
昨日はヒクソングレーシーという格闘家の自叙伝を読みました。
日本でも数年前までは格闘技ブームがあり、大晦日は大きな試合で盛り上がったこともありました。
そのブームの中で彼は400戦無敗という実績をひっさげて、誰よりも高額なギャラをもらい、すべてのモノを手に入れたそうです。
お金、豪邸、別荘、広大な農場、幸せな家庭、高級車、名誉・・・
すべてに満ち足りた生活。
最高に幸せだったそうです。
では、今はどうか。
格闘技ブームも終わり、彼は華やかな舞台からは身を引きました。
そして文字通り、そのほとんどを失ってしまったそうです。
妻とは離婚。
弁護士を付けて協議することも考えたが、もめるのが嫌で財産はすべて妻にあげた。
子どもは長男が事故死。
年齢を重ね、体力も衰え現役引退。
現在は自分の道場で、指導者として柔術を教えている。
お金がないので、食事も安い物を買って工夫して作るようになった。
そのような内容でした。
特筆すべきは、彼が「全盛期のときよりも、今がずっと幸せである」と言っていること。
「すべてを失ったが、お金はまた手に入れることができる」
「多くを失ったが、かえって身軽になって肩の荷が下りた」
「失うことで、自分にとって何が一番大切なのか、はっきりと分かった」
「今、自分は格闘技を教えて生活している。私にはそれしかない。でもそれだけで十分に幸せだ」

人生は短い期間だけを切り取ってみると、不公平と矛盾に満ちているようにみえます。
しかし、長い視点で見ると、必ず帳じりが合うものです。
他人をひがんだり、恨んだりせずに
「これまで生きて来れただけでもありがたい」
「この状況にはきっと何かあるぞ」
「現状の中でベストを尽くそう」
と思える人でありたいです。
「生きているだけでもありがたい」という見方で人生を見ると、どんな人も幸いな人生ゲームのプレイヤーです。
短い視点で自分の先行きを見て、絶望してはいけません。
長い視点で見ると、自分の良心に従って、「自分が出来る努力を必死にしたか」だけが大切です。
自分の良心に従って、できる努力を重ねて人生を歩いていきましょう。

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正月はゆったりとした時間が流れるので、いろいろな本が読めます。
昨日はヒクソングレーシーという格闘家の自叙伝を読みました。
日本でも数年前までは格闘技ブームがあり、大晦日は大きな試合で盛り上がったこともありました。
そのブームの中で彼は400戦無敗という実績をひっさげて、誰よりも高額なギャラをもらい、すべてのモノを手に入れたそうです。
お金、豪邸、別荘、広大な農場、幸せな家庭、高級車、名誉・・・
すべてに満ち足りた生活。
最高に幸せだったそうです。
では、今はどうか。
格闘技ブームも終わり、彼は華やかな舞台からは身を引きました。
そして文字通り、そのほとんどを失ってしまったそうです。
妻とは離婚。
弁護士を付けて協議することも考えたが、もめるのが嫌で財産はすべて妻にあげた。
子どもは長男が事故死。
年齢を重ね、体力も衰え現役引退。
現在は自分の道場で、指導者として柔術を教えている。
お金がないので、食事も安い物を買って工夫して作るようになった。
そのような内容でした。
特筆すべきは、彼が「全盛期のときよりも、今がずっと幸せである」と言っていること。
「すべてを失ったが、お金はまた手に入れることができる」
「多くを失ったが、かえって身軽になって肩の荷が下りた」
「失うことで、自分にとって何が一番大切なのか、はっきりと分かった」
「今、自分は格闘技を教えて生活している。私にはそれしかない。でもそれだけで十分に幸せだ」

人生は短い期間だけを切り取ってみると、不公平と矛盾に満ちているようにみえます。
しかし、長い視点で見ると、必ず帳じりが合うものです。
他人をひがんだり、恨んだりせずに
「これまで生きて来れただけでもありがたい」
「この状況にはきっと何かあるぞ」
「現状の中でベストを尽くそう」
と思える人でありたいです。
「生きているだけでもありがたい」という見方で人生を見ると、どんな人も幸いな人生ゲームのプレイヤーです。
短い視点で自分の先行きを見て、絶望してはいけません。
長い視点で見ると、自分の良心に従って、「自分が出来る努力を必死にしたか」だけが大切です。
自分の良心に従って、できる努力を重ねて人生を歩いていきましょう。

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Posted by パット at 10:45│Comments(0)
│こころ