いまここ庵だより

座禅８１日目。

朝の空気がすっかり秋ですね。日中はそれなりに気温は上がりますが、朝晩は涼しくて寒いくらい。鹿児島には春と秋がないという人がいますが、確かに１１月中旬くらいまでは半そでの人が多い。食欲の秋、読書の秋。わずかな期間でも季節感を楽しみたいものです。


読書の秋ですから～



社会には悩み苦しんでいる人が多いです。

でもどんなに苦しくても、折れそうになりながらでも生きていこうとする姿勢が大事です。

人間関係がうまくいかない
仕事がなかなか決まらない
収入が少なくて先が見えない

ひとりひとりいろんな状況があります。

しかし命というものが永遠であるという観点からみると、すべてはありがたい経験。

その時はつらいことでも長い目で見たら笑える経験なのです。

あの世に行くときはすべてをおいて行きます。

持って行けるのは「経験」だけ。

だから、この世での現象に悩むのはやめましょう。

無意味に疲れるだけです。

現象は良くても悪くてもどちらでもかまわないのです。

なぜなら現象はただ過ぎ去っていくものだから。

地位・財産・家族・異性も必ず消えていきます。

でも心が経験したことだけは残ります。

ハッキリと言います。

真理は自分の心の中以外にはどこにもありません。

よそ見をするだけムダであり、真理から離れています。

現実で生きることは究極的には自分自身を見つめる為の手段。

その行為の継続の中で自分自身が持つ「思いやり」や「感謝」により自分も救われるのです。

だから安心して、いろいろな経験をして生きましょう。