「ガハハ」と明るく悩む

パット

2013年10月23日 12:18

座禅生活91日目。

今日の座禅会、参加者は5名でした。いつもの方々ですが挨拶もしません。ただ座って、お経を唱えて、終わればそれぞれ帰っていきます。

それぞれがそれぞれなのです。

そこに言葉は入り込めません。

場の共有がすべてだからです。


今の世の中、悩んでいる人がほとんどです。

国も含めて多くの人が経済的に余裕がないこともあるのでしょう。

でも、景気がいい時も人は悩んでいました。

景気が良ければ生活の心配はないでしょうが、その時は男女の痴情や他人との比較で悩んでいるものです。

「不倫は文化だ」といった言葉が流行ったのもそのころでした。

結局、人はいつも悩んでいるのです。

この世は人が絶えず「悩む」ようになっているようです。

魂を成長させるために・・・。

ならば明るい気持ちで、大いに悩めば良いのです。



この世のこのありかたに心底気が付くと、笑いながら明るく悩む事が出来ます。

所詮は体を持つ短い期間でのこと。

どうせみんな肉体を捨てて次の旅に出ることは決まっているのですから、今の道中での悩みなど大したものではありません。

どんな悩みも自身の魂を傷つける事は出来ません。

魂を傷付けるものは悩みではなく、自分自身の心です。

悩みから逃げる為に生き急いで歩みを早めるのではなく、苦しい中でも立ち止まり、ゆっくりと味わう勇気が湧いてくれば最高です。

酸いも甘いも味わうことがこの世の醍醐味。

どんな悩みの嵐に遭っても、自他への愛情を失わなければ良いのです。 

今の旅をしっかり楽しんで生きましょう。


関連記事