今日もここに来てくれてありがとうございます。
座禅生活189日目。滝行35日目。
今日もかなり気温が上がって、過ごしやすい一日でした。
滝行はいつもより楽ではありましたが、水温はそれなりに低い。
雨のあとで水量も多く、行のあとは頭がクラクラしました。
真冬に頭から氷なみの温度の水をかぶるのですから、多少なりとも頭がクラクラするのは当然ですよね。
そのあとの座禅も深いところまで落ちました。
座禅もそうですが、滝行の一番いいところは、思考がすべて吹っ飛ぶところにあります。
滝に行く途中、滝に入る瞬間、滝の中でお経を唱えるあいだ、滝から出た直後、何も考えられません。
ただひたすらに、必死の状態になります。
行が終わって家に帰ってからも、しばらく何も考えられない状態です。
この「何も考えられない状態」がいいのです。
僕たちは人生の約三分の一を寝て過ごします。
起きている時間の大半は葛藤や悩みなど「思考」に費やしてしまいがちです。
何も問題がなくても、心が「いまここ」になく、過去への後悔や未来への不安に行きがちです。
実際に起きる出来事ではなく、「自分の思考」にがんじがらめになって苦しんでいることが多いのです。
昔の僕はいつも難しい顔をして、将来のことを考えるのが癖でした。
決して恵まれた生活ではなかったので、「どうやってここから脱出しようか」といつも考えていました。
もちろん人並み以上に努力もしたので、それなりの生活はできるようになりました。
でも心はいつも満たされず、もっと幸せになるためにどうしたらいいのか考える毎日。
「もっと、もっと」といつも考えていました。
そして考えれば考えるほど、思考にがんじがらめになって、うつ病寸前になりました。
思考って行き過ぎると精神もですが、肉体もボロボロにしてしまうようです。
当時は身体が疲れやすく、仕事をしていても「立っているのがやっと」っていうこともありました。
今は生活の中で考えている時間って、1日に30分くらいでしょうか。
生活のために少しは考えないといけませんが、残りの時間は風の吹くまま気の向くままに過ごしています。
思考がゼロになると、脳内モルヒネが出るのか、幸せを感じる時間も増えるようです。
恵まれた生活だなあと思いますし、周りに感謝をすることだらけです。
昔は「よく考えて行動しなさい」とかよく言われましたが、過度に考えることはマイナスも多いです。
行動までのスピードも遅れるし、何よりも大切な「いまここ」を無駄にしてしまいます。
人生は期間限定の限られた時間です。
無駄にできる時間なんてありません。
人生は楽しいこと探しの旅です。
難しい顔をして深刻に生きるよりも、力を抜いて生きませんか。
楽に生きても、誰もあなたを責める人はいません。
力を抜いて、リラックスして、気楽に生きましょう。
僕も喜んでご一緒します。
今日もここに来てくれてありがとうございました。
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